既卒というと、40代以上の世代の方々には「不遇」扱いされるものの、実は時代の状況もあってか「選びすぎなければ」けっこう普通に就職できる。
長く勤めるのを目的としている場合は「選ぶ」のは自然なことなので、「選びすぎない」という考え方が難しいところだが、既卒(大抵の場合若年層)はそんな感じ。
だけど、「少しでも良い就職をしたい」と、ついつい考えてしまうのは自然・・・良い就職をしたいなら既卒の武器になりやすいのが「資格」だ。
既卒がとったほうが良い有利な資格
既卒にとってどの資格が有利になるのかは、目指す職業や将来で変わってくる。そのため「絶対コレ」とは言えないものだが、取得しておくと良い資格として、よく名前が挙がる資格の例を出してみるとコレ。
・宅建(宅地建物取引士)
・ファイナンシャルプランナー
・日商簿記検定(2級以上が有利になりやすい)
・ITパスポート
この辺りはけっこう有名なので何となくイメージ通りと感じる方は多いのではないだろうか。
宅建は・・・不動産会社を目指していない方にとってはしっくりこない資格かもしれないが、最近の風潮として別に不動産会社に勤めていなくても「宅建すげー」みたいに見られやすい。別業種でも話のタネにはなるかも。
ITパスポートは比較的簡単というか文系でも取得しやすいIT系資格といわれているものの、持っているとけっこう評価されやすい。IT系の知識がバランス良く備わっている人材だと評価されやすくなり、上手くアピールできたら好印象に繋がりやすい。
日商簿記は経理に就職したいなら必須レベルになってきているので、既卒の就職に有利というより、経理を希望するなら持っていないといけないレベル。
ちなみに、どちらかというと「転職」に有利な資格だけど既卒が持っていてもそれはそれで有利になりそうなのが中小企業診断士だ。
あとは人事によっては全然重視してくれないもののマイクロソフトのオフィススペシャリストも有利になることがある。
特に女性の事務職の場合は持っていると事務系のパソコン操作はできるという証明でもあるので有利になりやすい。
営業職だとマイクロソフトのオフィススペシャリストで学ぶレベルの操作は必要ないケースも多々あるので・・・こればかりは就職希望先による。
事務職の派遣さんとか持っていると大手企業に派遣されやすいかも。
けっきょく最後は人柄やモチベーションという場合もある
何だかんだいって、けっきょく資格より人柄で選ばれることはよくある。資格にこだわりすぎなくても大丈夫なことはけっこう多い。特に既卒は若年層が多いから。でも、やっぱり助けてくれる可能性を秘めている資格。
これから挑戦してみるのもありかも。